異国情緒あふれる元町と金森赤レンガ倉庫、大沼国定公園をめぐる函館日帰りプラン

函館山ロープウェイ山麓駅から歩いておよそ10分、坂の多い元町エリアにある函館市旧イギリス領事館から、函館の旅を始めましょう。安政6年(1859)の函館開港とともに、アメリカ・ロシアに次いで函館で3番目に開設された領事館です。たびたびの大火で建て替えられ、現在の建物は1913年(大正2年)から1934年(昭和9年)まで実際に領事館として使われていたものです。瓦屋根に暖炉の煙突という和洋折衷の外観が特徴で、館内では領事の執務室や家族の居室が公開されています。すぐそばの旧函館区公会堂へ向かいましょう。
鮮やかなブルーグレーとイエローの外観が目を引く、明治期の洋風建築です。函館では1907年(明治40年)の大火で多くの建物が焼失し、町会所もそのひとつでした。新しい施設の建設は資金集めに苦労しましたが、実業家・初代相馬哲平が5万円という大きな寄付を申し出たことで話が進み、1910年(明治43年)に完成したと伝えられています。翌1911年には、のちの大正天皇となる皇太子が北海道を訪れた際の宿泊所としても使われました。現在は国の重要文化財に指定され、近年の保存修理工事を経て2021年にリニューアル公開されています。元町の坂道散策の途中に立ち寄るのにちょうどよい立地です。
元町の坂道から港へ下りてくると見えてくるのが、赤レンガ造りの倉庫群です。もとは1869年、渡辺熊四郎という人物が函館で開いた洋物店で、1887年(明治20年)から倉庫業も手がけるようになったのがルーツと伝えられています。1907年(明治40年)の函館大火で6棟を焼失する被害を受けましたが、燃えにくい構造でただちに再建に着手し、1909年(明治42年)に今の姿が完成しました。今はショップやレストランが軒を連ね、ライトアップされた夜の散策にも向いています。
函館の奥座敷として親しまれる温泉地です。伝承によれば、江戸時代の1650年代ごろ、松前藩主の子どもの病がこの湯によって癒えたことが開湯のいわれとされていますが、木こりが自噴する湯を見つけたという別の言い伝えも残っており、年号や由来については資料によって差があります。幕末の箱館戦争(1868〜69年)の際には、五稜郭に立てこもった旧幕府軍の傷病兵たちがこの湯で療養し、榎本武揚自身も入湯したと伝わります。津軽海峡を望む露天風呂を持つ宿もあり、旅の疲れを癒すのにぴったりです。函館空港からも車で10分ほどと近く、翌日の移動もスムーズです。

函館市街から足をのばして訪れたい、雄大な自然が広がる公園です。この一帯にある大沼・小沼・蓴菜沼という湖沼群は、活火山・北海道駒ヶ岳がかつて起こした噴火や大崩落の際の泥流が川をせき止めてできたものだと考えられています。1915年(大正4年)には、大分県耶馬渓・静岡県三保の松原とともに「新日本三景」に選ばれ、1958年(昭和33年)には全国で13番目、道南では唯一とされる国定公園に指定されました。「大沼」はアイヌ語で「大きな湖」を意味する「ポロト」、「小沼」は「小さな湖」を意味する「ポント」に由来するといわれています。この後は、歩いて約10分、湖に浮かぶ島々を橋づたいに歩く「島巡りの路」へ向かいましょう。
大沼国際交流プラザから歩いて約10分。公園広場の左手には、木の橋で島々を結ぶ散策路「島巡りの路」があります。木の橋を渡りながら、鈴蘭橋のあたりまで歩いてみましょう。一周およそ50分のコースで、橋のたもとごとに、駒ヶ岳を背景にした湖面の景色が移り変わっていきます。北海道らしいスケールの大きな自然を、湖の間近でゆっくり味わいましょう。見学を終えたら、帰路につきましょう。

北海道1泊2日
北海道2泊3日
北海道・富良野・美瑛日帰り
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