岩手銀行赤レンガ館と小岩井農場、歴史と牧場を楽しむ盛岡1泊2日

この旅は電車・バスと歩きでめぐります。JR盛岡駅に11時ごろ着いたら、開運橋を渡り、歩いて約20分で盛岡城跡公園へ。南部氏の居城だった盛岡城を整えて、明治39年(1906年)に「岩手公園」として開かれた公園です。盛岡城は初代藩主・南部信直が築城を始め、3代・重直の時代に完成しました。当時の建物はなく、美しい石垣だけが残っています。二ノ丸には、日本最古とされる石垣普請奉行の銘石(貞享3年・1686年)も残っています。春は桜、秋は紅葉、冬は石垣の雪景色と、季節ごとの眺めが楽しめます。石垣の上や段差では足元に気をつけましょう。
公園の一角にある、もりおか歴史文化館へ。旧岩手県立図書館の建物を全面改装した施設です。1階では、盛岡さんさ踊りやチャグチャグ馬コの展示と、高さ9mの明治時代の山車「和藤内」などを再現した展示が見られます。2階では、盛岡城の再現模型や南部家ゆかりの品々、城下町の町並みを再現した展示で、城下町盛岡の歩みをたどれます。休館日は公式の案内で確かめましょう。
歴史文化館から北東へ歩いて、中津川に架かる上の橋へ。江戸時代の擬宝珠が残る橋です。ここから川沿いを南へ下ると紺屋町界隈で、江戸時代の豪商のたたずまいを残す「ござ九」や、昭和初期に建った白い洋風建築、手仕事の店などが並びます。リノベーションされた「紺屋町番屋」では、ホームスパンの機織りを見ることができます。中津川は、秋には鮭がさかのぼる清流です。この界隈で昼食にしましょう。

紺屋町から中津川沿いを歩いて、岩手銀行赤レンガ館へ。明治44年(1911年)に盛岡銀行の本店として建てられた建物で、東京駅の設計も手がけた辰野金吾と葛西萬司によるレンガ建築として、東北地方に唯一残るものとされています。館内では盛岡の産業や商業の歴史を紹介していて、開業当時から使われている金庫室なども公開されています。休館日は公式の案内で確かめましょう。
赤レンガ館から歩いてすぐ、もりおか啄木・賢治青春館へ。明治43年(1910年)に旧九十銀行の本店本館として建てられた建物で、啄木・賢治と同じ盛岡中学校出身の建築家・横濱勉が設計しました。盛岡で青春時代を過ごした石川啄木と宮沢賢治の二人の歩みを、大きな略年表などで紹介しています。
青春館から南へ歩いて、もりおか町家物語館へ。盛岡市の保存建造物である「浜藤の酒蔵」などを改修して、2014年に開館した施設です。盛岡町家と昭和のなつかしさを感じられる展示があり、鉈屋町界隈の暮らしや文化を伝える案内所の役目もしています。
町家物語館から、盛岡町家が並ぶ鉈屋町の通りへ。城下町から釜石街道へ抜ける惣門があった商業の町で、ゆるやかなS字を描く通りの両側に町家が並びます。近くの「大慈清水」は「平成の名水百選」に選ばれた井戸で、今も暮らしに使われ、上から飲み水、米とぎ、洗い物、足洗いと使い分けが決められています。地域の人たちが使う井戸なので、きれいに使いましょう。そばの大慈寺は原敬の菩提寺として知られ、中国風の山門が目を引きます。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りください。
鉈屋町から東へ歩いて、盛岡八幡宮へ。延宝8年(1680年)に、南部家第29代の南部重信が建てた神社で、品陀和気命(応神天皇)をお祀りしています。明治17年(1884年)の盛岡大火などのたびに再建が繰り返され、今の社殿は平成9年(1997年)に建て直されたものです。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りください。城下町を歩いた1日目を、ここで締めくくりましょう。今夜は盛岡に泊まります。

岩手県1泊2日
岩手県日帰り
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