五稜郭と元町、函館の歴史と夜景を巡る旅


函館空港に11時ごろ着いたら、バスで10分ほどのトラピスチヌ修道院へ向かいましょう。バスの運行日や時刻は、公式の案内で確かめましょう。日本で最初の女子観想修道院として知られ、今も修道女たちが祈りの生活を送っている現役の施設です。創立は1898年(明治31年)で、フランスから派遣された8人の修道女がこの地に修道院を開いたと伝えられています。現在の本館は1927年に再建されたもので、1913年に完成した最初の建物が1925年の火災で失われたのちに建てられました。見学できるのは前庭のみで、聖マリア像や聖ミカエル像、ルルドを模した聖母像などが静かに佇む姿を見ることができます。売店では、シスターたちが手作りするマダレナケーキなどのお菓子を購入できるのも楽しみのひとつです。禁域とされる内部は非公開ですが、その静けさこそがこの場所らしい魅力といえるでしょう。静かに、敬意をもって過ごしましょう。この後は、バスでおよそ25分、五稜郭タワーへ向かいましょう。
トラピスチヌ修道院からバスでおよそ25分、五稜郭タワー前に着いたら、まずはタワー内のレストランなどで昼食をとりましょう。五稜郭の星形を空から確かめられる展望タワーです。今のタワーは2代目にあたり、避雷針を含めた高さは約107m、地上約90mにある展望2階からは五稜郭の星形をはっきりと見渡せます。最初のタワーは1964年(昭和39年)、五稜郭の築造100年を記念して建てられたものでしたが、老朽化が進んだことから2006年(平成18年)に今の姿へと建て替えられました。展望台自体が五角形、塔の断面も星形というように、五稜郭の星形そのものをモチーフにしたデザインが採用されています。2014年には五稜郭が築造150年という節目の年を迎えました。この後は、歩いておよそ5分、五稜郭公園へ向かいましょう。

五稜郭タワーから歩いておよそ5分、五稜郭公園に着きます。星の形をした堀と土塁が特徴的な、函館を代表する史跡です。この星形は「稜堡式」と呼ばれる西洋式の築城技術によるもので、死角をなくして側面から反撃できるよう設計されています。手がけたのは蘭学者の武田斐三郎で、幕府の箱館奉行所として1857年(安政4年)に着工してから7年がかりの築造を経て、1864年(元治元年)に完成しました。1914年(大正3年)には一般公開の公園として開放され、現在は約1500本のソメイヨシノなどが植えられた桜の名所としても知られています。さきほどタワーから眺めた星形を、今度は地上から実感してみましょう。この後は、市電でおよそ15分、金森赤レンガ倉庫へ向かいましょう。
五稜郭公園から市電でおよそ15分、金森赤レンガ倉庫に着きます。函館ベイエリアのシンボルともいえる、赤レンガ造りの倉庫群です。始まりは1869年に開業した洋物店で、経営者の渡辺熊四郎は1887年(明治20年)からこの地で倉庫業を営むようになりました。渡辺は現在の大分県にあたる豊後竹田の生まれで、若くして函館に渡り、銀行を興したり学校や病院の建設を手がけたり、新聞の発行にも関わるなど町づくりに尽くしたことから「函館四天王」の一人とされています。1907年(明治40年)の大火で6棟の倉庫を失う被害を受けましたが、燃えにくい造りでの再建がただちに進められ、1909年(明治42年)に今の倉庫群が姿を現しました。港町の歴史を感じながら、倉庫群のあたりを歩きましょう。この後は、歩いておよそ5分、はこだて明治館へ向かいましょう。
金森赤レンガ倉庫から歩いておよそ5分、はこだて明治館に着きます。赤レンガの外観が印象的な、旧函館郵便局舎を活用した商業施設です。建物は1911年(明治44年)に建てられ、1962年(昭和37年)まで実際に郵便局として使われていました。1階はかつて郵便物を仕分ける作業場だった名残で、当時のままの木造トラス構造による大きな吹き抜け天井が見どころです。館内にはガラス製品やオルゴールの専門店、ミュージアム、体験工房などが入っており、函館ベイエリアの散策とあわせて立ち寄りたいスポットです。歴史ある建物の中で、ゆっくりお土産を探しましょう。営業時間は季節によって変わることがあるので、公式サイトで確かめましょう。夜は、歩いて約12分の函館山ロープウェイの山麓駅からロープウェイで山頂へ上がり、日本三大夜景の一つともいわれる夜景を見てから、宿へ向かいましょう。この夜は、函館駅のまわりの宿に泊まりましょう。

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