小樽運河と積丹ブルー、絶景をめぐる日帰り弾丸プラン

JR小樽駅前でレンタカーを借りて、今日はまず日本銀行旧小樽支店金融資料館から始まります。徒歩でも行き来できる距離です。明治45年(1912)に竣工した、東京駅の設計で知られる建築家・辰野金吾らが手がけた建物です。日本銀行の歴史を紹介する展示室のほか、実際に使われていた金庫や、1億円の重さを体感できるコーナーもあります。この後は、歩いておよそ5分、小樽運河へ向かいましょう。

金融資料館から歩いておよそ5分、小樽運河に着きます。大正12年(1923)に完成した運河で、沿岸には木骨石造の倉庫群が今も残り、昭和61年(1986)の再整備で散策路に63基のガス灯が設けられました。夕暮れからはガス灯に灯がともり、昼とは違った趣があります。運河沿いをゆっくりと散策しましょう。この後は、歩いておよそ5分、旧手宮線へ向かいましょう。
小樽運河から歩いておよそ5分、旧手宮線に着きます。かつて幌内(三笠市)で採掘された石炭を小樽港まで運搬した、北海道で最初の鉄道とされる「官営幌内鉄道」の名残です。開通は1880年、廃線となったのは1985年のこと。廃線後は約1.6kmが遊歩道として整備され、当時のレールや踏切、遮断機がほぼそのままの状態で今に伝わっています。2018年には北海道遺産「小樽の鉄道遺産」に選定されました。イベント会場として賑わうこともある、地元でも人気の散歩道です。レールや踏切が残っているので、足元に気をつけながら歩きましょう。この後は、車でおよそ75分、積丹半島へ向かいます。
小樽の街を離れ、日本海沿いのドライブを楽しみながら積丹半島に到着です。この美国の港町は、昔からウニ漁が盛んなことで知られていて、夏場(例年6〜8月ごろ)を訪れると、地元の食堂で新鮮なウニ丼を味わえるので、ここで昼食にしましょう。近くには「黄金岬」をはじめとした見晴らしのよい景勝地も点在していて、積丹ブルーと呼ばれる海の青さを早くも感じられるスポットです。そもそも「積丹」という地名は、アイヌ語の「シャク・コタン(夏の村)」、つまり夏の漁場を意味する言葉に由来すると言われています。一方、この「美国」という地名の由来は諸説あってはっきりしておらず、難解地名のひとつに数えられています。なお現在の積丹町は、1956年(昭和31)に美国町・入舸村・余別村の3つの町村が合併して誕生しました。次は、車でおよそ3分の黄金岬へ向かいます。
美国漁港のそばから車でおよそ3分、黄金岬に着きます。積丹半島の海岸に突き出た岬で、遊歩道が整備されています。岬の先端からは、積丹ブルーと呼ばれる透明度の高い海を望めます。遊歩道は崖に近い場所もあるので、足元に気をつけましょう。この後は、車でおよそ22分、積丹半島の断崖絶壁が続くエリア、積丹岬へ向かいます。
日帰り弾丸プランのしめくくりに訪れるのは、積丹半島の断崖に立つ積丹岬です。岬の先端に立つ積丹岬灯台からは、透明度の高い「積丹ブルー」の海を遮るものなく見渡すことができ、まさに絶景と呼ぶにふさわしい眺めが広がります。岬の下にひっそりとたたずむのが「女郎子岩」です。アイヌの人々に「シケオショラウシ(神様が荷物を捨てた場所)」と呼ばれてきたこの岩には、恋人を乗せた船を岬の上からずっと見送り続けた首長の娘シララが、そのまま岩の姿に変わってしまったという悲恋の物語が今に伝えられています。積丹半島らしい青の絶景と、切ない伝説の両方を味わえる場所ですが、遊歩道は冬期(例年11月下旬〜3月頃)に閉鎖されるほか、強風や大雨の日にも通れなくなることがあるため、訪問前に状況を確かめておくと安心です。断崖沿いの遊歩道は、足元と風に気をつけて歩きましょう。弾丸日帰りの旅は、この絶景を目に焼き付けて締めくくります。小樽まで車でおよそ2時間、レンタカーを返して、帰りの電車に乗りましょう。

北海道1泊2日
北海道2泊3日
北海道・富良野・美瑛日帰り
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