天橋立と伊根の舟屋、海と絶景の丹後めぐり旅


この旅は車でめぐります。京都丹後鉄道の網野駅に10時45分ごろ着いたら、駅前でレンタカーの手続きをして、車で約6分の琴引浜へ。歩くと「キュッキュッ」と鳴る、全国でも数少ない「鳴き砂」の海岸です。砂の主成分である石英の粒が、きれいな水と空気でよく洗われることで表面の摩擦が大きくなり、力が加わると砂粒同士がまとまって振動し、あの独特の音が生まれるのだそうです。全国に鳴き砂の浜はかつて数多くありましたが、生活排水などで汚れて失われた場所も多く、琴引浜は国の天然記念物に指定される貴重な存在。きれいな海を保つためにも、砂浜にごみを残さないよう心がけましょう。

琴引浜から車でおよそ31分、伊根の舟屋に着きます。1階が船のガレージ、2階が住居という、全国的にも珍しい建築様式の家並みが、伊根湾の海際に立ち並ぶ漁村です。もとは山の中腹に集落を構えていましたが、18世紀ごろ、漁をしやすいよう海辺へ移り住むようになったと伝えられています。湾に沿って約230軒の舟屋が連なる景観は2005年、漁村として全国で初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されたとされます。舟をそのまま収納できる1階のつくりに、ここならではの暮らしぶりがうかがえます。舟屋は今も人が暮らす住まいです。敷地や舟屋の中に入らず、住民の方の暮らしに配慮しましょう。舟屋を改装した食事処も点在しているので、ここで昼食にしましょう。
丹後国分寺跡から車でおよそ9分、天橋立の南側にそびえる天橋立ビューランドに着きます。リフトやモノレールで山上へ登ると、股のぞきをして見ると天橋立が天へ舞い上がる龍のように見えるという「飛龍観」を楽しめます。北側の傘松公園から見る「昇龍観」とは、また違った角度からの絶景です。営業時間は季節によって変わるので、訪れる前に公式サイトで確かめましょう。この後は、歩いておよそ12分、智恩寺へ向かいましょう。
天橋立ビューランドから歩いておよそ12分、天橋立のたもとに立つ智恩寺に着きます。日本三文殊の一つとされる名刹で、知恵を授かる文殊菩薩をまつることから「切戸の文殊」とも呼ばれ、受験生をはじめ多くの参拝者が訪れます。室町時代建立と伝わる多宝塔は国の重要文化財に指定されており、境内の「智恵の輪灯籠」は、江戸時代に航海の安全を願って建てられたとされ、輪をくぐると智恵を授かるといわれています。すぐそばには、天橋立の入口にかかる廻旋橋もあり、あわせて眺めましょう。静かに、敬意をもってお参りください。この後は、歩いておよそ5分、天橋立温泉「智恵の湯」へ向かいましょう。
智恩寺から歩いておよそ5分、天橋立温泉「智恵の湯」に着きます。手と足だけをお湯につける「手足湯」や、天橋立の名所にちなんだ名前の湯もある日帰り温泉です。休みの日は公式の案内で確かめましょう。ほかの入浴客を撮らず、施設の決まりに従いましょう。長湯を避けて、こまめに水分をとりましょう。この夜は、天橋立のあたりの宿に泊まりましょう。

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