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甘樫丘の絶景と謎の石造物、飛鳥をじっくり歩く1泊2日

しおりえ編集部
さんの投稿・2026/09/24 公開・更新日: 2026年10月20日
甘樫丘の絶景と謎の石造物、飛鳥をじっくり歩く1泊2日
写真: Yu-ki-na / CC BY-SA 3.0 (出典)
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1日目は甘樫丘からの絶景や飛鳥寺、万葉文化館など飛鳥の歴史と文化を、2日目は亀石や石舞台古墳など「謎の石造物」や高松塚古墳、岡寺をめぐる、じっくり型の1泊2日です。
Day1向原寺(豊浦寺跡) → 甘樫丘 → 水落遺跡 → 飛鳥寺 → 奈良県立万葉文化館 → 奈良文化財研究所飛鳥資料館 → 山田寺跡 → 安倍文殊院
Day2亀石 → 橘寺 → 飛鳥京跡 → 酒船石遺跡 → 石舞台古墳 → 高松塚古墳・壁画館 → 岡寺
訪問スポット数: 15箇所総移動時間: 約3時間20分主な移動手段: 徒歩・タクシー
1
10:58
向原寺(豊浦寺跡)
滞在 約15分

橿原神宮前駅に10:30ごろ着いたら、歩いておよそ28分。飛鳥めぐりの1日目は、甘樫丘の北にある向原寺(豊浦寺跡)から始めましょう。この地はもと蘇我稲目の邸宅があった場所で、欽明13年(552)に百済から伝えられた仏像を、稲目がここに安置したと『日本書紀』に記されています。ところが、物部尾輿らの排仏派がこれに反発し、仏像を難波の堀江に投げ捨てたという対立の記録も残っています。のちに推古天皇が即位した豊浦宮の跡地になったとも伝えられ、今の向原寺は、その跡を受け継ぐ寺院です。今も法灯を受け継ぐ寺院ですので、静かに、敬意を持ってお参りしましょう。この後は、歩いておよそ10分、甘樫丘へ向かいましょう。

徒歩約10分
2
11:23
甘樫丘
写真: Yu-ki-na / CC BY-SA 3.0 (出典)
甘樫丘
滞在 約35分

向原寺から歩いておよそ10分、甘樫丘に着きます。麓では、平成6年(1994)の発掘調査で、焼け焦げた木材や壁土の跡が見つかっており、乙巳の変(645年、中大兄皇子らが蘇我入鹿を討った政変)で焼け落ちた、蘇我氏の邸宅の一部ではないかとみられています。頂上の展望台からは、大和三山と呼ばれる耳成山・畝傍山・天香久山や、二上山まで見渡せます。この一帯は国営飛鳥歴史公園の一部として整備されており、万葉集に詠まれた植物も植えられています。この後は、歩いておよそ9分、水落遺跡へ向かいましょう。

住所: 高市郡明日香村豊浦
徒歩約9分
3
12:07
水落遺跡
滞在 約15分

甘樫丘から歩いておよそ9分、水落遺跡に着きます。斉明天皇6年(660)、当時皇太子だった中大兄皇子(後の天智天皇)が、水時計「漏刻」を造らせた跡とされています。中国の唐では、時を知らせる漏刻を持つことは皇帝だけに許された特権で、日本もこの仕組みを取り入れたと考えられています。発掘調査では、頑丈な建物の土台と、水を一定の速さで送るための精巧な配水の跡が見つかっており、古代の高い技術力がうかがえます。この後は、歩いておよそ5分、飛鳥寺へ向かいましょう。

徒歩約5分
4
12:27
飛鳥寺
写真: Saigen Jiro / CC0 (出典)
飛鳥寺
滞在 約30分

水落遺跡から歩いておよそ5分、飛鳥寺に着きます。588年、蘇我馬子が造営を始めたと伝わる、日本で最初の本格的な寺院とされています。かつては「法興寺」と呼ばれ、現在はこの地を「安居院」の名で守り続けています。ご本尊の飛鳥大仏、正式には銅造釈迦如来坐像は609年ごろに完成したと伝えられ、飛鳥時代を代表する仏師・鞍作止利、通称止利仏師が手がけたといわれています。「現存する日本最古の仏像」ともいわれていますが、今の本堂は江戸時代に再建されたものです。今も大切に祀られている祈りの場ですので、静かに、敬意を持ってお参りしましょう。この後は、歩いておよそ7分、奈良県立万葉文化館へ向かいましょう。

住所: 高市郡明日香村飛鳥682
徒歩約7分
5
13:04
奈良県立万葉文化館
滞在 約65分

飛鳥寺から歩いておよそ7分、奈良県立万葉文化館に着きます。万葉集をテーマにした文化施設ですが、建物の下には7世紀後半の工房の跡「飛鳥池遺跡」が広がっており、ここから見つかった「富本銭」は、日本で最初の鋳造貨幣とされています。地下の展示室では、映像や模型で万葉の時代の空気を感じられるほか、特別展示室では富本銭のレプリカや資料も見学できます。館内や周辺で、昼食をとっておきましょう。この後は、歩いておよそ18分、奈良文化財研究所飛鳥資料館へ向かいましょう。

徒歩約18分
6
14:27
奈良文化財研究所飛鳥資料館
写真: Terumasa / CC BY-SA 3.0 (出典)
奈良文化財研究所飛鳥資料館
滞在 約55分

万葉文化館から歩いておよそ18分、奈良文化財研究所飛鳥資料館に着きます。飛鳥地方の発掘調査の成果を展示する研究機関の資料館です。屋外の前庭には須弥山石や石人像のレプリカが展示されており、実際に水が流れる仕組みが再現されているので、外からでも見ごたえがあります。本物の須弥山石や石人像は、館内の展示室で見ることができます。また、山田寺の東回廊の一部を実物で復元した展示もあり、古代の建築技術を間近に見ることができます。この後は、歩いておよそ12分、山田寺跡へ向かいましょう。

住所: 高市郡明日香村奥山601
徒歩約12分
7
15:34
山田寺跡
滞在 約15分

飛鳥資料館から歩いておよそ12分、山田寺跡に着きます。大化改新で活躍した蘇我倉山田石川麻呂が、641年に建立を始めたと伝えられる寺院の跡です。649年に石川麻呂が亡くなり、工事が中断しましたが、663年に再開され、685年ごろに主要な建物が完成したと伝えられています。発掘調査では、倒れたまま埋もれていた東回廊の部材がそのままの形で見つかり、飛鳥時代の建築を知る貴重な資料となりました(実物の一部は、先ほどの飛鳥資料館で見学できます)。今は礎石などが残るのみですが、寺院跡としての趣を大切に、敬意を持って見学しましょう。この後は、タクシーでおよそ10分、安倍文殊院へ向かいましょう。この区間は、タクシーを使うと便利です。

タクシー約10分
8
15:59
安倍文殊院
滞在 約55分

山田寺跡からタクシーでおよそ10分、1日目最後の安倍文殊院に着きます。大化改新で左大臣となった安倍倉梯麻呂が、645年に安倍一族の氏寺として建てたと伝えられる、歴史の長い寺院のひとつです。遣唐使・安倍仲麻呂や、平安時代の陰陽師・安倍晴明を輩出した寺としても知られています。ご本尊は国宝の文殊菩薩像で、獅子の背に乗り、4人の脇侍を伴う「渡海文殊」の姿をしています。像の高さはおよそ7メートルあり、木彫の文殊菩薩像としては日本最大とされ、建仁3年(1203)に仏師・快慶が手がけたと分かっています。境内の「西古墳」は、安倍倉梯麻呂の墓と伝えられる特別史跡で、645年の創建当時の姿をとどめています。今も信仰を集める祈りの場ですので、静かに、敬意を持ってお参りしましょう。1日目はここまでです。桜井市内などで宿をとりましょう。

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