屋島とサンポート高松、絶景の古戦場と港町を巡る1泊2日

この旅は電車・バスと歩き(一部タクシー)でめぐります。琴電屋島駅に11時ごろ着いたら、屋島山上シャトルバスで山上へ(あわせて約20分)。四国八十八ヶ所の第84番札所です。奈良時代、都へ向かう途中の鑑真がこの地を訪れ、北の峰に堂を建てたのが始まりと伝えられ、のちに弘法大師が南の峰の今の場所に移したといわれます。朱と黒の色合いが美しい本堂は鎌倉時代のもので、国の重要文化財に指定され、昭和の修理で鎌倉時代の姿に戻されました。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りください。

屋島寺から歩いて約9分、山上の北側に向かう途中の展望台・談古嶺です。屋島は、およそ1400万年前の火山活動で流れ出た溶岩が硬い屋根のように残り、まわりが削られてできた、上が平らな台地の山といわれ、屋根のような形が名前の由来とされています。談古嶺という名は「古(いにしえ)を談じる峰」という意味で、明治30年(1897年)にここを訪れた尼僧が、屋島の戦いをしのんで名づけたと伝えられます。眼下には、元暦2年(1185年)の屋島の戦いの舞台となった入り江が広がり、那須与一が波間に揺れる扇の的を射抜いた話の舞台を見下ろせます。崖の近くには寄らず、柵の内側から眺めましょう。
談古嶺から歩いて約9分。2022年8月、瀬戸内国際芸術祭の夏の会期に合わせて開館した、屋島山上の交流拠点の施設です。地形に沿って曲がりながら延びる、長さ約200mの回廊のような建物で、屋根には地元産の庵治石が使われ、光の当たり方で色が変わって見えます。源平合戦をテーマにしたパノラマのアート作品の展示や、高松の町と瀬戸内海の島々を見渡せる窓辺があり、屋島の歴史と景色を一度に楽しめます。
やしまーるのすぐそば、屋島の南の峰の、高松港に面した崖の上にある展望台です。展望台の下の岩が、海に向かって吠える獅子のように見えることから、この名で呼ばれています。眼下には島々へ向かう船が出入りする高松港と市街地が広がり、その先には瀬戸内海の島々が浮かびます。まわりには山上の茶屋や食事処もあるので、景色を楽しみながら昼食にしましょう。崖の近くでは柵の内側から眺めましょう。
シャトルバスで山を下り、屋島のふもとへ。約5万平方メートルの敷地に、四国各地の古い民家や歴史的な建物33棟を移して復元した野外の博物館です。国の重要文化財の民家や、砂糖をしぼった小屋など、四国の人々の暮らしを伝える建物が、山の斜面に点在しています。2002年に建てられた、建築家・安藤忠雄さんの設計の「四国村ギャラリー」では、絵画や彫刻などの美術品も見られます。坂道や石段が多いので、歩きやすい靴で回りましょう。休村日があるので、公式の案内で確かめてから訪れましょう。
四国村からタクシーで約10分(タクシーは、前もって呼んでおきましょう)、屋島の東側、屋島の戦いの舞台となった入り江のあたりには、源平合戦にまつわる史跡が点在しています。那須与一が扇の的を射る前に成功を祈ったと伝わる「祈り岩」、馬の足をかけたと伝わる「駒立岩」、義経の身代わりとなって討たれた佐藤継信の忠義をたたえて、高松藩の初代藩主・松平頼重が建てた碑、そして継信を運ぶときに本堂の戸板を使ったという言い伝えの残る洲崎寺など、合戦の場面をたどりながら歩けます。多くの武士が命を落とした合戦の地でもあるので、静かに見学しましょう。お寺では静かに、敬意をもってお参りください。今夜は高松の町の宿へ。

香川県・高松3泊4日
香川県・琴平日帰り
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