松下村塾、幕末の志士を育てた吉田松陰の私塾を訪ねるプラン

この旅はバスと歩きでめぐります。JR山陰本線の東萩駅から歩いて約25分で、城下町の木戸孝允旧宅へ。桂小五郎の名でも知られ、「維新の三傑」と詠われた木戸孝允が、20歳まで過ごした木造2階建て・瓦葺きの家です。

旧宅から歩いてすぐの金毘羅社 円政寺へ。嘉永4年(1851年)ごろから約1年半、のちに初代総理大臣となる11歳の伊藤博文が預けられた寺で、幼い高杉晋作が家の人に連れられて、拝殿の大きな天狗の面を見せられたとも伝わります。境内には、幼いころの晋作や博文が遊んだといわれる木馬(神馬)が残っています。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りください。
円政寺から歩いて、高杉晋作誕生地へ。「幕末の風雲児」高杉晋作が生まれた家で、今は南側の半分が公開され、産湯に使ったと伝えられる井戸や、晋作の自作の句碑などがあります。
城下町を西へ歩いて、萩博物館へ。萩の自然、歴史、文化を学べる施設で、吉田松陰や高杉晋作をはじめとする幕末維新の資料を展示し、館内には高杉晋作資料室もあります。館内のレストランで昼食にしましょう。休館日は公式の案内で確かめましょう。

萩循環まぁーるバスを乗り継いで、松陰神社へ(バスは約45分ごとなので、時刻は前もって確かめましょう)。境内に残る松下村塾は、松陰の叔父・玉木文之進が天保13年(1842年)に自宅で開いた私塾に名づけたのが始まりです。松陰は安政4年(1857年)11月、杉家のとなりの小屋を改装した8畳1間の塾で教え始め、安政6年に亡くなるまでの約2年間に、久坂玄瑞や伊藤博文、吉田稔麿らが学びました。平成27年(2015年)に世界遺産になりました。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りください。
松陰神社の境内にある吉田松陰歴史館へ。明治維新の中心人物となった吉田松陰の生涯を、70体以上のろう人形で20の場面に分けて再現し、音声で解説しています。

神社から歩いてすぐの伊藤博文旧宅と別邸へ。旧宅は、初代内閣総理大臣・伊藤博文が14歳から13年間、両親と住んだ、木造茅葺き平屋建ての約29坪の小さな家です(外観のみ見学できます)。となりの別邸は、博文が明治40年(1907年)に東京府下の大井村(今の品川区)に建てた建物の一部を、萩市が譲り受けて移築したものです。
別邸から東へ坂を上って、玉木文之進旧宅へ。松陰の叔父で、松下村塾を始めた玉木文之進の家です。文之進は松陰の師にあたり、乃木希典もこの家から明倫館に通いました。坂道では足元に気をつけましょう。
さらに坂を上り、団子岩と呼ばれる高台の吉田松陰誕生地へ。松陰は天保元年(1830年)にここで生まれ、19歳ごろまで過ごしました。建物は残っていませんが、大正時代に置かれた間取りを示す敷石があり、「誕生之地」の石碑は塾生だった山県有朋の揮毫です。そばには、下田の海岸でペリー艦隊を望む松陰と金子重之助の銅像もあります。幕末の志士たちの足跡をたどる旅を、ここで締めくくりましょう。帰りは、「松陰誕生地前」のバス停からまぁーるバスで東萩駅へ。

山口県1泊2日
山口県日帰り
山口県日帰り
山口県・萩1泊2日