しおりえ

有田町歴史民俗資料館と伊万里の商家、やきものの町の歴史を学ぶ1泊2日

しおりえ編集部
さんの投稿・2026/09/24 公開・更新日: 2026年10月31日
有田町歴史民俗資料館と伊万里の商家、やきものの町の歴史を学ぶ1泊2日
写真: そらみみ / CC BY-SA 4.0 (出典)
このしおりを使う
旅先でチェックイン 使い方
コピーしてアレンジ自分用に日程を直す 使い方
紙のしおりにする 使い方
旅程サマリ
有田焼のルーツを伝える有田町歴史民俗資料館と、伊万里商人の暮らしを伝える陶器商家資料館、そして大川内山の窯元通りまで。やきもの産業の歴史と、今も息づく窯元の技をめぐる1泊2日です。
Day1有田町歴史民俗資料館 → 泉山磁石場 → 陶山神社 → トンバイ塀のある裏通り → 有田陶磁美術館 → 佐賀県立九州陶磁文化館 → 武雄温泉楼門 → 武雄神社 → 御船山楽園
Day2伊万里市陶器商家資料館 → 伊万里駅前・伊万里川沿いの町なか → 伊萬里神社 → 伊万里鍋島焼会館 → 鍋島藩窯公園 → 大川内山の窯元通り → 伊万里・有田焼伝統産業会館
訪問スポット数: 16箇所総移動時間: 約2時間26分主な移動手段: 徒歩・電車・バス
1
11:06
有田町歴史民俗資料館
滞在 約50分

1日目は、有田町歴史民俗資料館からです。上有田駅に10時50分ごろ着いたら、歩いて約16分の有田町歴史民俗資料館へ。元和2年(1616)、朝鮮出身の陶工・李参平が有田の泉山で良質な陶石を発見したことから始まったとされる、有田焼およそ400年の歴史と、窯業を支えてきた人々の暮らしを伝える資料館です。江戸時代、皿山会所が発行した「窯焼名代札」や「職人札」など、当時の窯業に関わる貴重な資料が展示され、有田焼がどのように発展してきたかを知ることができます。隣接する有田焼参考館には、発掘調査で出土した陶片が年代順に展示されており、時代とともに移り変わる技法や絵付けの変遷をたどることができます。屋外には、陶石を砕くための唐臼や、移築復元された赤絵窯も残されており、当時の製法の一端を垣間見ることができます。日本磁器発祥の地の歴史を、じっくりと学びましょう。この後は、歩いておよそ4分、泉山磁石場へ向かいましょう。

住所: 西松浦郡有田町大樽1丁目4-1
徒歩約4分
2
12:00
泉山磁石場
滞在 約20分

有田町歴史民俗資料館から歩いておよそ4分、泉山磁石場に着きます。江戸時代の初め、朝鮮出身の陶工・李参平がこの地で良質な陶石を発見したことから、日本の磁器づくりが始まったと伝えられる場所です。切り出された岩肌がそのまま残る採石場跡で、有田焼およそ400年の歴史を支え続けてきました。昭和55年(1980)には国の史跡に指定されています。険しい岩肌を間近にしながら、日本磁器発祥の地の姿を確かめましょう。この後は、歩いておよそ16分、陶山神社へ向かいましょう。

徒歩約16分
3
12:36
陶山神社
写真: そらみみ / CC BY-SA 4.0 (出典)
陶山神社
滞在 約30分

泉山磁石場から歩いておよそ16分、陶山神社に着きます。万治元年(1658)、有田皿山代官の命により、有田焼の守護神として創建された神社です。主祭神は応神天皇で、有田焼の発展に力を尽くした鍋島直茂公と、陶祖と伝えられる李参平公もあわせてまつられています。地元の陶工や商人たちが競って寄進した大鳥居や狛犬、欄干、手水鉢は、すべて白磁でつくられているのが大きな特徴です。大鳥居の染め付けの唐草模様は国の登録有形文化財に指定されています。裏山を少し上った山頂には、泉山で陶石を発見し、国内で初めて磁器を焼いたと伝えられる陶祖・李参平をたたえる碑も建っており、有田の町並みを見渡すことができます。「やきものの神社」ならではの磁器づくしの境内で、静かに、敬意をもってお参りください。この後は、歩いておよそ5分、トンバイ塀のある裏通りへ向かいましょう。

徒歩約5分
4
13:11
トンバイ塀のある裏通り
滞在 約15分

陶山神社から歩いておよそ5分、トンバイ塀のある裏通りに着きます。トンバイ塀とは、登り窯を築くのに使った耐火レンガ(トンバイ)の廃材や、使い捨ての窯道具を赤土で塗り固めてつくった塀のことです。泉山の大イチョウ付近から有田陶磁美術館にかけての裏通りに多く見られ、現存する中でも古いものは、19世紀はじめ頃に建てられたとされています。陶工の技術が外に漏れるのを防ぐ意味もあったと考えられており、やきものの町ならではの塀を眺めながら、路地をゆっくり歩きましょう。この後は、歩いておよそ2分、有田陶磁美術館へ向かいましょう。

徒歩約2分
5
13:28
有田陶磁美術館
滞在 約35分

トンバイ塀のある裏通りから歩いておよそ2分、有田陶磁美術館に着きます。明治7年(1874)に建てられた焼物の倉庫を改築し、昭和29年(1954)に開館した、佐賀県内で最も古い美術館のひとつとされています。館内では、県の重要文化財に指定されている「陶彫赤絵の狛犬」や「染付有田皿山職人尽し絵図大皿」など、江戸時代から昭和初期にかけての有田焼を数多く所蔵・展示しています。窯元や豪商たちが手がけた品々を通して、有田焼がたどってきた歴史の奥深さを感じましょう。有田には食事処の店が多く集まっているので、この前後でお好みの店に立ち寄って、お昼をとりましょう。この後は、上有田駅・有田駅を経て、佐賀県立九州陶磁文化館へ向かいましょう。

電車約20分
6
14:23
佐賀県立九州陶磁文化館
滞在 約35分

有田陶磁美術館から、上有田駅・有田駅を経て、佐賀県立九州陶磁文化館に着きます。肥前(佐賀・長崎)を中心に、九州各地の陶磁器およそ3万点を収蔵する県立の美術館です。ヨーロッパの宮殿を飾り、貴族たちを魅了した古伊万里を集めた「蒲原コレクション」や、江戸時代の有田磁器を網羅した「柴田夫妻コレクション」など、有田焼の名品を数多く鑑賞できます。デジタル映像とあわせた展示で、有田焼の歴史や文化を7つの部屋でたどることができるので、じっくりと見学しましょう。

電車約20分
7
15:18
武雄温泉楼門
滞在 約15分

佐賀県立九州陶磁文化館から、有田駅・武雄温泉駅を経て、武雄温泉楼門に着きます。東京駅の設計で知られる建築家・辰野金吾の設計により、大正4年(1915)に完成した楼門で、龍宮城を思わせる朱塗りの姿から名づけられたと伝えられています。釘を1本も使わない建築で、2階の天井四隅には、方角を守る卯・酉・午・子の彫刻が施されています。平成17年(2005)には、隣接する武雄温泉新館とともに国の重要文化財に指定されました。有田・伊万里で見てきたやきものの技とはまた違う、木造建築の匠の技を味わいましょう。この後は、歩いておよそ15分、武雄神社へ向かいましょう。

徒歩約15分
8
15:48
武雄神社
滞在 約20分

武雄温泉楼門から歩いておよそ15分、武雄神社に着きます。境内奥のご神木「武雄の大楠」は、樹齢3000年ともいわれる巨樹で、幹回りはおよそ20メートル、全国の巨樹の中でも屈指の大きさを誇るとされています。幹の内部には空洞があり、およそ畳12畳分の広さの中に、小さな祠がまつられています。長い年月を生き抜いてきた大楠の生命力にふれながら、静かに、敬意をもってお参りください。この後は、歩いておよそ17分、御船山楽園へ向かいましょう。

徒歩約17分
9
16:25
御船山楽園
滞在 約35分

武雄神社から歩いておよそ17分、御船山楽園に着きます。船の形をした奇岩・御船山のふもとに広がる庭園で、江戸時代後期、武雄領主・鍋島茂義公が3年の歳月をかけて造らせたと伝えられています。広大な敷地には、四季折々の花や木々が植えられ、つつじ・藤・紅葉など、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。切り立った岩山を借景にした雄大な景色を眺めながら、園内をゆっくりと散策しましょう。この夜は、武雄温泉のあたりの宿に泊まりましょう。

有田・伊万里のほかのしおり
もっと見る >
あなたの旅も、しおりにしませんか?
行ってよかった場所や回り方を、次に旅する誰かの参考に。登録は無料です。
しおりを作ってみる
コメント (0)